その絶対数の少なさから
「幻」
と呼ばれる牛がいる
初めて孫をこの手に抱いた時
こんなにも愛おしい生命があるのか・・・
と思った。
この子は、僕が生産し与えるものを
何の疑いもなく大きな口を開けて美味しそうに食べてくれる。
まっすぐで純粋な信頼を
裏切ってはいけない
この子の口に入る物には、
「万が一」もあってはならない。